茅ヶ崎は近隣からランチにわざわざみえる方々が多い街
茅ヶ崎市は、東京からJRで1時間ぐらいの場所に位置し、湘南エリアの中心とも言える約6キロメートル四方のコンパクトな街です。JR茅ヶ崎駅を起点に南側には海、北側には里山、中央エリアには商業エリアが位置し、自然環境と都市機能がバランスよく配置されていて、とても住みやすい穏やかな場所です。
特に、南側にはこだわりのお店やブティック、そして、地元のお野菜や海の幸、山の幸などを活かしたランチのお店や、マルシェなども多いです。(最近では、北側も頑張っていますよ。おしゃれなお店やマルシェも実は増えています。)
昔から地元の方のみでなく、わざわざランチにいらっしゃる方が多いとよく耳にしていました。ここ数年のコロナ騒ぎで、駅周辺の数々のお店も多少入れ替わった感じもありますが、地元に根差しながら駅周辺や北側でも数店のお店を経営されているのが熊澤酒造さんです。
お酒やお食事処だけでなく、地元農家とのプロジェクトや学び・教育プロジェクトなどもスタートして数年…改めてその活動の幅広さ、パワフルさを感じながら地元民として注目、応援しております。
観光バスが来ることもある北側エリアにある「天青」
茅ヶ崎市の北側にある香川地区には、1872年(明治5年)創業の「湘南に残された最後の蔵元」の酒蔵があります。そして、敷地内にはこの酒蔵だけでなく、いくつかの建物があります。
MOKICHI 築450年の古民家を移築した建物のダイニングレストラン
mokichi cafe横のパン屋さん 築200年の古民家を移築したゆったりとした店内で、併設する工房で作られた自慢のパンやソーセージ、スイーツをいただけます。
mokichi green market by Biocchi https://www.facebook.com/Biofarmerschigasaki/
中庭横で、無化学農薬・無化学肥料で育てられた季節の採りたてお野菜が売られています。
その日の販売時間や種類の様子はフェイスブックでも情報発信がされています。
この中庭にはベンチもあり、大きな樹の下のお席でカフェ店内ではなく外でいただくこともできます。
天青の看板の後ろににはOkeba創業当時、酒樽や道具の修理製作を行う工房だった桶場と呼ばれた倉庫を改修したお店には、湘南地域の作家やアーティストの作品が販売されています。
ゴールデンウィーク中に伺ったときには、人も多く食事の予約はとれなかったので、ここ、Okebaでお気に入りを見つけた娘に半分支援し購入したものがあります(^_-)-☆
そして、一番奥まったところまでくると、看板が見えてきます。この看板の矢印の先が天青の入口です。入口を入って店内すぐはこんな感じです。
平日だけ味わうことの出来る季節のランチコース「蔵元美膳」蔵元料理 天青
初めて天青さんにお昼に伺いましたので、迷いました。なので、素直に今日1番のおすすめ「蔵元美膳」を頼むことに…しかし、ここは蔵元料理のお店、車で来ていたのでアルコールを飲むことができないのはなんとも残念でならなかったのですが、よくよくメニューをみていくと、ノンアルコールビールまでありました。
お品書きがありますが、お料理の説明もしてくださいます。
今回のランチコースは…
前菜:
鱸(スズキ)の昆布〆 梅肉のたれ
つぶ貝の潮煮 磯ジュレ
鱒(マス)の黒図南蛮漬け
枝豆豆腐 そばの実餡かけ
副菜 魚:
揚げ辛子豆腐 蕗味噌ソース
旬魚の山椒蒸し 牛蒡(ごぼう)あん
主菜 肉:
大山鶏のグリル 山葵サワークリームと熟成粕くるみ味噌ソース
(この山葵のサワークリームソースはとてもおいしいソースで、びっくりしました。ソースに感動しました)
御飯膳:
季節の炊き込みご飯(今回はたけのこご飯でした)
香物
お味噌汁
なんと、お味噌汁とご飯はおかわりができるそうです。
甘味:
熟成酒粕と南瓜のティラミス
デザートをちょっと贅沢にされたい方には、他にデザートプランもあるのだとか!スタッフさんにぜひ訪ねてみてください。
お昼にコース料理を贅沢に楽しませていただきました。2階建ての店内はそれぞれお席が離れ、区切られていたりするので、ご一緒されたかたと静かに空間を感じることもできます。おすすめです。
とっておきのアテレシピの公開「吟醸酒粕味噌漬けクリームチーズ」
酒蔵ですから、それぞれのお店の物販では酒粕も販売されています。その酒粕をつかったレシピが公開されていました。
実は、わざわざ酒粕のみを購入しに行ったことがあります。お料理につかったり、洗顔につかったりするためです。しかし、今回はこんなレシピをみつけたので、いただいてきました。
とてもおいしそうな「とっておきのアテのレシピ!」です。
材料:
クリームチーズ500g
酒粕50g
田舎みそ50g
ひしほ味噌50g
水50g
- 酒粕をレンジなどで温めて柔らかくし、同僚の水で溶き合わせて滑らかな水溶き酒粕をつくる(ミキサーやホイッパーでも可)
- 1の水溶き粕に田舎みそとひしほ味噌を入れてムラがないように合わせる
- クリームチーズを約1.5cmの厚さでサク取りし、ガーゼなどでくるむ。
- 2を満遍なく塗りつけて、保存容器などで2~5日間くらい漬け込む(お好みで)
- ガーゼを外して食べやすい大きさに切る
料理長直々のレシピですね。日本酒とチーズは古来から相性が良いとされているというコメントまで、かわいい似顔絵とともに記されています。
「日本酒」「どぶろく」「ビール」「スパークリング」そして「ジン」?
蔵元酒造ですから、数々の日本酒やクラフトビールほか、スパークリングやどぶろくなど品ぞろえも豊富なのですが、今回新たに目に付いたのは「ジン」です。
店内入り口横や正面にも並んでいた「クラフトジン白天狗」です。
熊澤酒造さんのクラフト・ジンは吟醸粕を再発酵させて作った粕取り焼酎をベースに『ライススピリッツ』を作るそうです。そこにシンプルにジュニパーベースのみを漬け込み蒸留することで、蔵元ならではのジンに仕上げているそうです。
お店の方に説明されながら「ライススピリッツ」に反応したわたし…お土産に1つ購入させていただきました。
『ライススピリッツ』に反応したため、少し調べてみました。奥が深そうです。お酒づくりにもいろいろな可能性を感じずにはいられませんね。
熊澤酒造さんの様々のお酒の種類はここに記しきれませんので、リンクを張らせていただきますね。ぜひご覧くださいませ。https://www.kumazawa.jp/sake-beer/
実は茅ヶ崎数店、そして藤沢、だけでなく「モキチ鎌倉」が開業していた!
2022年12月7日に、鎌倉・長谷の大仏様に近い大仏坂に「モキチ鎌倉店」がオープンしているそうです。こちらも歴史的建造物を譲り受けてから6年の歳月をかけてスタートにたどり着かれたとか…興味深いこの開業物語は「熊澤通信」Vol.06に掲載されています。時間をとってゆっくりと読んでみたいと思います。
気になる方は、お店で冊子を手にすることも可能ですし、熊澤酒造さんの公式サイトからもご覧になれるようです。https://www.kumazawa.jp/kumazawa-tsushin/
最後に…
ゴールデンウィーク中に娘と伺ったのですが、人気のため、食事の予約だけでなく、パンも売り切れてしまっていたタイミングで残念な思いをしたのですが、今回は無事に滑り込みランチをいただくことができました。お店の方曰く「その日最後のお席でした…」と(笑)
伺った日は観光バス御一行様もいらしていて、こちらもゴールデンウィーク中をさけていらしたのかもしれませんね。
天青はお酒にあう和のお料理をだされるお店ですので、パスタやピザ他の創作料理は別のモキチやカフェなどで召し上がることができます。
天青へのアクセス
住所:253-0082 神奈川県茅ケ崎市香川7-10-7
電話:0467-52-6115
駐車場あり
最寄り駅はJR香川駅より徒歩10~15分
<ランチ>
11:30~15:00(最終入店 14:00)
<ディナー>
17:30~22:00(最終入店 20:00)
各店への地図と住所
- 蔵元料理天青
- MOKICHI TRATTPRIA
- mokichi Cafe
- mokichi baker&sweets+wurst
- okeba gallery&shap
- MOKICHI
- MOKICHI CRAFTBEER
- MOKICHI KAMAKURA
- mokichi green market
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