夏本番!しかし、2023年の夏は7月から徐々にというより急激に40度近い暑さの日々に突入しました。すでに暑さに疲れ気味の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
はやくも疲れ気味の身体におすすめ!豆のスープについて、作り方とともにまとめてみました。
2023年7月は記録的な暑さ。猛暑以上の暑さを何と言うのだろうか?
2023年7月は世界的に暑いようです。ニュースをみると、日本ではお年寄りだけでなく学生の熱中症も多く、世界では熱風による山火事が発生するほど気温は上昇。日本にいても無理な行動は控えなくてはと本能的にも感じる暑さです。
この暑さで、アイスクリームのように私の思考回路はとろけつつありますが、猛暑、酷暑までは暑さを表現する言葉が頭に浮かびます。しかし、それ以上の表現はあるのでしょうか?少し調べてみました。
実は、朝のニュースで耳にした暑い日を表現したある言葉が思い出せないのです。
調べてみると、猛暑より暑いとされる日を表現する言葉は、いくつもありました。
暑い方から記すと、【極暑→酷暑・炎暑・大暑・盛暑・烈暑・熱暑・甚暑→猛暑→蒸(陵)暑→薄暑】
猛暑の言い換えとしては、茹るような暑さ・汗ばむ陽気・猛暑・酷暑・サウナのような暑さ・地獄の釜のような暑さ・地獄釜蓋が開いたような暑さ・炎天下・すごい熱気・暑さの盛り・暑さのピークがありました。
今朝、ニュースで耳にした言葉はありませんでした。造語や今時の言葉での表現だったのかもしれません。イメージとしては、焼き尽くされてしまうような燃えるような言葉でした。
猛暑日とは最高気温35度以上の日を表します。全国的には35度を超え、37度以上の記録的な暑さが続いています。世界的には40度以上の国々もあります。路面温度も50度以上になる国では、転んでやけどをして救急車で運ばれる事例もあるそうです。
この暑さで落ちる食欲にどう対応しますか?
この夏を迎えるにあたり、日常生活を送りながらもDetoxを意識した日々を2週間くらい過ごしました。夏バテ予防にもなればと思っていましたが、この急な暑さは尋常ではない…
これまで、暑いは暑いなりに、寒いは寒いなりに創意工夫をしながら暑い夏を楽しんできました。今年も徐々に身体を暑さに慣らしながら、住まいも夏仕様にチェンジし、準備をしてはいました。
しかし、暑さは急にやってきました。それも燃え盛るような急激な暑さが…暑い時間に建物内と外を移動する時の激しい温度の変化にまだ体がついてきていません。建物内での冷房設定は強めな場所が多い..意外に身体の内側は冷房で冷えています。
自宅であってもお仕事部屋やリビングは涼しいけれど、その部屋を出ると暑いということが多いです。水分摂取量が増えて、余分な水分が体内から排出されないとむくみます。
冷たいものばかりを口に入れていると、内臓まで冷えてしまいます。そして、体がだるくなる。そんな暑い日にもおおすすめの軽めの豆のスープをご紹介したいと思います。
皮なし緑豆(イエロームングダル)のスープ
緑豆は冷性の質があり、暑い季節にもおすすめの豆なのですが、その緑豆の皮を剥いたイエロームングダルはさらに消化に優しい豆です。今回はこのイエルームングダルを使ってスープをつくってみました。
【材料】4人分
- イエロームングダル…200g
- 水…800㏄
- ギー…大匙2
- マスタードシード…小匙1
- ヒーング…小匙1/4
- ターメリック…小匙1/2
- カレーリーフ…6枚くらい
- 岩塩…小匙1(なければ普通の塩)
- レモン汁…2/3個分くらい
- クミンシード…小匙1(今回は未使用)
- にんにくのみじん切り…小匙1~2お好みで
- しょうがのすりおろし…小匙1~2お好みで
- 香菜(パクチー)みじん切り…好みで
【作り方】
1.豆をよく洗い、30分くらい水に浸しておきます。
2.圧力鍋に豆、水、塩をいれて煮ます。(鍋で煮る場合は煮立ってから柔らかくなるまで中火で20~30分くらい)
3.別の鍋やフライパンを弱火にかけて、ギーがとけたらマスタードシードをいれます。跳ねだしたら、クミンをいれます。(今回クミンは未使用)
4.泡がたち、香りがしだしたら、ヒーング、ターメリック、カレーリーフ、しょうが、にんにくを素早く炒めます。
マスタードシードは跳ねるので、油跳ねよけのネットや蓋を使ってご自分をやけどから守ってくださいね。↓↓↓
5.2の豆に4を加えて、味を調えながら数分煮合わせます。
6.レモン汁をかけて、香菜を飾ります。
ダルとは、豆のことです。緑豆の皮を剥いたものがイエルームングダルです。インド食材屋さんやインターネットでも購入可能です。ヒーングは豆料理の時には合わせて使いたいスパイスです。
ポタージュスープのように、あえて滑らかになるように仕上げています。緑豆も消化に優しい豆なのですが、イエルームングダルは緑豆の皮がない分、さらに消化に優しいです。
豆にはたんぱく質や他の栄養素も豊富です。体調に応じてスパイスをうまく使うといいですね。
カレーリーフ
その他…住んでいる場所を意識する
スパイスがどう効いてくるかは、ご自分が住まわれている場所も影響するかもしれません。例えば、ガーリックを例にみてみると、同じスパイスでも漢方では「温」の性質、アーユルヴェーダでは「冷」の性質です。
これは、気候や風土が関係しているのだそうです。中国は温帯地域、インドは熱帯地域です。よって、インドでは体にこもった熱をガーリックが発散して体を冷やす働きをします。
こういったことは多々あります。だから、ご自分が住まわれている場所やご自分の状態をよく知っていくことからはじめます。そして得た知識をご自分に落とし込んでいく作業も、心身の反応をみながら、楽しみながら行います。
緑豆やムングダルについてのミニ知識
緑豆は
血中脂肪、コレステロール値、、抗アレルギー、抗菌・抗癌、食欲増進、肝臓や腎臓の保護などを期待して食事に取り入れています。解熱効果もあるため、暑い国ではデザートにも使われたりしながら、よく食べられています。
ムングダルは緑豆の皮の中身ですが、
解毒、解熱、消炎作用、吐き気止め、血糖値上昇抑制作用、利尿作用などを期待して食されます。
身体を冷やす解熱作用が強いのは、皮の部分で、解毒作用が強いのは中身の黄色い部分。また、葉酸が豆類の中でダントツに高い。葉酸は水溶性のビタミンB群の一つで、ビタミンB12と一緒に赤血球を作る造血のビタミンです。
インド食材屋さん
Maya Bazaar https://www.mayabazaar.net/
〒141-0021 東京都品川区上大崎3-10-1
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03-5420-2032
営業時間:月曜日~土曜日 10:00 ~ 20:00
大船商栄会 https://zafranfoodspices.com/product-category/dal-lentils-pulses/
〒247-0056 Kanagawa, Kamakura, Ōfuna, 1-chōme−20−19
インドバザール http://indobazaar.com/
〒144-0052 東京都大田区蒲田5丁目20-6
営業時間 12:30~21:30
年中無休 駐車場無し
インド食材屋さんにいくと、ついつい買いだめしてしまいます。類や豆類、スパイスは意外に重たくてかさ張りますが、駐車場はあまり近くにありません。腕力や体力が心配な方に便利なインターネット購入もおすすめです。
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